#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【たった数ページの聖書】 神「アダム、どうしたのだ？」 アダム「蛇が『園の中央にある木の実を食べよ』とエバに言いました」 神「蛇よ、おまえは呪われよ」 神との約束を守ったアダムとエバはその後人間として完成し、神と共に地上に天国を築きました。 完
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【臨死体験】 エンマという名札の受付嬢に聞いた 「私は地獄に行くんですか？」 エンマ「地獄も極楽もありません。霊界は同じレベルの者が集まります。低いレベルの者が争っている所を地獄と言ったのでしょう」 すると目が覚めた 心肺蘇生術で生き返ったのだ
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【魔法のランプ】 最近買ったランプを拭いたらおじさんが出てきた おじさん「貴方の願いを何でも一つ叶えます」 私「ちょっと待ってね、えーと 10億円下さい」 「叶えられましたー」と言っておじさんは消えた でも金は出てこない 願いは既に叶っていたのだ
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【心の声】 202○年「心の声を聞け」という言葉が大流行した 無理をしても長続きしない 皆心の声を聞いてみた すると時間を忘れ没頭出来るものは「エッチ動画の視聴」という声を聞き人々はSEX産業に転職した いまや街で普通に働いている人は外国人だけである
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【宇宙戦争】 21○○年 火星も移住者であふれ、見つけていた文明の劣る惑星の住民を世間に内緒で殲滅し移住先とした それをじっと見ていた者達が居た。彼らは10万年も前に地球に来て観察していた 彼らは協議し宇宙のならず者として人類を殲滅することに決した
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【フライングヒューマノイド】 彼女の父「結婚する前に見てほしい」 彼女の父、母、彼女が横一列に並んだ すると床から足が離れだし皆が浮かんだ 気絶しそうな私に彼女の父が言った 「私たちはフライングヒューマノイドなんだ」 現在 3歳の娘が浮かびだした
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【浦島太郎 天国編】 竜宮城を去る日、乙姫は玉手箱を浦島に手渡しました 正しい人だった浦島は「開けてはいけません」と言う言いつけを死ぬまで守り 知り合いは居なくなっていましたが、持ち前の愛で皆と仲良くし、家庭をもって楽しく暮らしましたとさ！
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【ヒヨドリの兄弟の会話】 弟「下にいる動物は何してるの」 兄「あいつらは昔罪を犯したので、お金と言う食べ物と交換出来る物を貰うために、強い者の言いなりに走り回らなければならないんだ。 弟「最低だね」 兄「暗くなったから森へ帰ろう」 バサバサバサ
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【未来人葬儀社】 今焼かれているご遺体は警察から依頼されたものです 彼の所持品はどれも30年ほど先を示しており未来人だろう、とのことです 愛する人を死なせない為にやって来たのでしょうか この人は40歳の時に30年前に死んだ、みたいになるのでしょうか。
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【お告げ】 「凛太郎、お前が救世主だ」 「私には無理です」 すると枕元の天使は消えた 明け方阪神淡路大震災があった 数十年後新興宗教の教祖が複数の少女に対する性的暴行で逮捕、のニュースを見た 彼にもあの日天使が現れたそうだ 私が彼、かもしれなかった
#漫画が読めるハッシュタグ #140字小説 【環境汚染】 とある動物園でカップルがカバ舎にやって来た 彼女「カバって何考えてるんだろう？」 彼「何も考えてないよ」 彼女「ふーん」 去り際に彼女は飲んだタピオカドリンクの容器を投げ捨てた。それを見てカバは思った 「人間って何考えてんだろう」
#漫画が読めるハッシュタグ #140字小説 【兎と亀 天国編】 兎「君は常に前に進む努力家だね～」 亀「君は可愛くて足も速いし人気者だよ」 兎「今晩山の麓の居酒屋に行くけど一緒にどう？」 亀「いいね～。じゃあ今から向かうよ」 兎「僕はもう一仕事して行くから。じゃあね～」 亀「じゃあね～」
#140字小説 #漫画が読めるハッシュタグ 【最後の審判】 「悔い改めよ。神の国は近づいた」 各国の上空に現れたUFOからのメッセージだった 神は人間だけの神ではなかった。 多くの国々はメッセージを受け取ったが日本はある大臣を辞任に追い込む事が国会の優先課題だった。 日本に最後の審判が下った。
【旅：76】 カンナ,シャガを待たず乗り込むことにしたイキシアとラナ 繁華街奥、住宅地跡。廃アパートの一室 ｢行くよ｣ イキシアが言い、ドアを蹴破り突入する。薄暗い部屋の中央に、見覚えのある者が。 ｢お前、アネモネか!?｣ ｢やあ、久しいね...｣ #旅 #140字小説 #絵描きさんと繋がりたい
【旅：73】 捕まってから9日経ったか。お腹も空かず眠気もない。おそらくこの立方体の中は時間が動いていないんだ。 シクラムが思考していると、頭の中で声がした {シーちゃん?聞こえる?私。お姉ちゃんだよー} え、イキシア!? {やほー。今どこ?} #旅 #140字小説 #絵描きさんと繋がりたい
【権利】 男は、女と契約をし、ふたつの〈権利〉を得た。 それは、誰もが手に入れられるもの。しかし、男がこの世で最も求めていたもの。 ひとつは、〈愛する妻を守る権利〉。 ひとつは、〈愛しい我が子を守り抜く権利〉。 薬指の輝きが、男を漢にする。 #140字小説 #絵描きさんと繋がりたい
【相証】 私ジンクスって嫌いなの。占いや運命も。だって、あなたが私の事を好きだっていうのもジンクスやら運命やらのせいなんじゃって思っちゃう。もし、あの木の下で告白しなかったら。もし、占いを信じて青い服を来ていかなかったら...考えると、辛くなる。 #140字小説 #絵描きさんと繋がりたい
#食欲とスポーツの秋2022小説・イラスト祭り #140字小説 前からこいつの距離感はおかしかった。 彼女といる前を通りかかると呼び止められ、同席を請われる。 奴の彼女の疑る目線に晒される中、あーんをしてきた。 勘弁してくれ。 必死で溢れそうな気持ちを抑えてきたのに、もう抑えられそうにない。
#食欲とスポーツの秋2022小説・イラスト祭り #140字小説 私の彼は、優しい。 私が一時憧れた先輩を同じ席に座らせると、私と同じ様に「あーん」をしている。 平等主義なんだ、と笑う彼。 でも、だったら私よりも先輩を見つめる時間の方が長いのは何故？ 私は気付く。 自分が当て馬にされたのだと。
#食欲とスポーツの秋2022小説・イラスト祭り #140字小説 憧れの先輩はぶっきらぼうだ。 でも結局は僕を気遣って、最後には不貞腐れ顔のまま言うことを聞いてくれる。 今もそう。 貴方を好きになりそうだった彼女を奪い、三人でお茶なんてして居心地悪い癖に、僕があーんをすると口を開けてくれる。
【都：5】 ｢今の政治家ってさ、『政治家になりたい人』ばっかだよね｣ ｢何急に｣ ｢ちゃんとさ、政治家になって『したい事』がある人になって欲しいわけ｣ ｢今日の授業で言ってたやつ?｣ ｢そそ。私ら投票できないじゃん?だからなんか、やるせないなって｣ #都 #140字小説 #絵描きさんと繋がたい
【旅：53】 その日,地球にまた1人宇宙生命体が舞い降りた。 ｢ここが...地球...！ここにいる...!｣ その生命体の名はアロ。アロは,この地球のどこかにいる｢少女｣を探していた。 そして、運命は悪戯に,アロと｢少女｣を引き寄せる。 #旅 #140字小説 #絵描きさんと繋がたい
